おしりの症状

  • おしりがかゆい
    肛門を清潔にしていないと皮膚がただれて肛門の周囲がかゆくなります。
    また、肛門のうっ血を招き、痔になるおそれもあります。「かゆみ」は痔の特徴的な症状のひとつなのです。糖尿病や全身性の皮膚炎などによって、おしりのかゆみを招いていることもあります。下着の繊維やトイレットペーパーが肌を刺激してかゆみを引き起こしているケースもあります。
    肛門の周囲は、常に清潔に保ってください。
  • 出血がある
    肛門からの出血。その多くは痔によるもので、たいていは痛みを伴います。肛門が硬い便によって切れたり、うっ血している部分がこすれて出血するのです。食道、胃、大腸の異常によって出血することもあります。黒っぽい便は食道静脈瘤、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ガン、便に赤い血液が混じっていたり、付着しているようなら大腸の異常が考えられます。肛門からの出血があったら、なるべく早く医師の診察を受けるようにしましょう。
  • おしりが痛い
    女性に、意外と痔の人が多いもの。その大きな原因は便秘なのです。水分量の少ない、硬い便によって傷つくと(切れ痔)排便のときにとても痛むものです。いぼ痔になると、長時間立っていたり、重い物を持ち上げたり、力んだりしたときにも痛むようになります。細菌感染によって肛門が炎症を起こすことがありますが、化膿すると、やはり痛みを招きます(肛門周囲膿瘍)。気恥ずかしさも手伝って、なかなか診察を受けない方が多いのではないでしょうか。早め早めの手当が何より大切です。