おなかの症状

  • おなかがもたれる
    いちどに食べる量が多すぎれば、消化が間に合わず、もたれるのは当然です。
    食事は腹八分目に。就寝前の食事はもってのほかです。胃下垂や胃炎でも胃のもたれを感じることがあります。刺激物を口にしたり、精神的ストレスによって胃液が過剰に分泌されたときも胃の粘膜が刺激されて、もたれ感を覚えることがあります。おなかがもたれたら胃を十分に休めてあげてください。症状が続く場合は胃癌でないことを確認するためにも医師の診察を受けた方がよいでしょう。
  • おなかが痛い
    痛みがあらわれる部位によって原因となる病気は異なります。右下腹部の痛みは虫垂炎。みぞおちが痛いときは胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などが疑われます。
    右上腹部に差し込むような痛みがあらわれたら胆石や胆嚢炎が疑われます。
    みぞおちから左上腹部の痛みは膵炎によるものかもしれません。背中に痛みがおよぶこともあります。腸の炎症が起こったときには、おへその周囲や下腹部に痛みがあらわれるものですが、便秘でもおなかのあちこちが痛むことがあります。そのほかおなかが空くと痛いときには胃炎や潰瘍、食べると痛いときには胆嚢や膵臓、腸の病気が疑われます。
    痛みが続いたり、しばらく胃の検査を受けていないのでしたら医師の診察を受けましょう。
  • おなかが張る
    ガスがたくさんたまったり、便秘で便がたまっていると、おなかがふくれて張った感じがします。まず消化不良や便秘を解消することが大切です。また肝炎で肝臓がはれたり、肝臓病や腎臓病、心臓病などによって腹水がたまると、おなかがふくらんで張った感じがします。
    症状が続くときには医師の診察を受けて下さい。