肩の症状

  • 肩が痛い
    中年以降の人が訴える肩の痛み、その多くは「五十肩」(肩関節周囲炎)だといわれます。
    肩を支えている腱が炎症を起こしてしまうものです。これは一種の老化現象。吊革につかまったり、背中に手を回すのもつらくなります。しかし適度な運動を続けていれば1年くらいで改善することが多いのであきらめないでください。痛みが強すぎて動かせないようなら病院へ行って、痛みを取り除く処置をしたり、薬を飲みながら運動療法をすると効果的です。
  • 肩がこる
    肩の筋肉が硬直して血液循環に支障をきたすと「こり」を招いてしまいます。
    肩こりには原因があることが多いものです。その筆頭が姿勢の悪さ。
    軽いストレッチで筋肉をほぐしてあげると、たいていの肩こりは解消されます。
    また、ふだんから適度な運動を続けること、ストレスを解消することも大切です。
    目の疲れから肩こりになることもありますし、高血圧、更年期障害などの病気で肩がこることもあります。肩こり症とあきらめていた人が高血圧だとわかり、高血圧の治療をしたら肩こりがすっかり良くなることは多いのです。肩こりが続く場合は医師の診察を受けましょう。
  • 首が回らない
    朝起きて、首が痛くて回らなかったら、おそらく「寝ちがい」でしょう。
    不自然な姿勢を続けていたことで、首の筋肉が引き伸ばされてしまったのです。
    ひどい肩こりの時も首が回しづらくなります。頸椎間板ヘルニアや変形性頸椎症、
    あるいは「むちうち損傷」などでも首や肩に異常があらわれます。
    このような症状が続くときには整形外科を受診してください。